
予約からフロント会計までを1つのシステムでまかないたい施設にとって、基幹システムとしてのPMS選びは重要なポイントです。このページでは、JTBグループが提供するクラウド型ホテル旅館システム「INCHARGE 7(インチャージ7)」について、強みや主な機能、導入事例などをまとめています。
INCHARGE 7は、ホテルや旅館の予約から客室管理、フロント会計までの業務を処理する「宿泊施設の業務基幹システム」として提供されているクラウド型PMSです。サイトコントローラーと連携して予約データを一元管理できるため、OTAごとの転記や二重入力といった手作業を減らし、フロント業務全体の効率化につなげられます。
提供元は、JTBグループの株式会社JTBビジネスイノベーターズ。宿泊事業者のデジタル化を支援する「JTBデータコネクトHUB」を介して業務支援システムとシームレスにデータ連携できるため、チェックインシステムやPOSレジなど周辺ツールと組み合わせた運用がしやすい点も特徴です。
導入実績は16室規模の旅館から160室規模のホテルまで幅広く、旅館・リゾートホテル向けPMSとしては早い段階でクラウド型でのシステム利用を実現。2018年2月時点で全国約600の宿泊施設に利用されていると発表されています(※2)。
INCHARGE 7は完全クラウド型で稼働するシステムです。自社でサーバーを保有・運用する必要がないため、システムの安定運用とコスト削減を同時に図れます。オンプレミス型で課題になりがちなハードウェアの保守や更改の負担を抑えられる点は、IT専任者を置きにくい中小規模の施設にとってメリットといえるでしょう。
また、専門チームによるセキュリティ監視と、24時間365日の運用サポート体制が整えられています。障害時に24時間/365日対応するWAF専門サポートデスクや、新たな脆弱性に関するサポート、サポートサイトが用意されており、フロントが24時間稼働する宿泊施設でも安心して運用できる体制が敷かれています。

チェックインからチェックアウトまでを一貫した画面構成で操作できる機能です。場面ごとに別のシステムを立ち上げる必要がないため、操作手順を覚える負担が小さく、繁忙時間帯でもスムーズに対応できます。担当者によって処理方法が変わる属人化の防止にもつながります。
予約の受付から手配までをまとめて管理できる機能です。サイトコントローラーと連携することで複数のOTAから入る予約データを一元管理でき、在庫や料金の反映漏れ、転記ミスといったトラブルを防ぎやすくなります。
顧客情報と予約を紐付け、利用履歴や嗜好データを自動で蓄積できる機能です。リピーターの過去の滞在内容を踏まえた案内や、蓄積データを踏まえたプラン造成など、顧客一人ひとりに合わせた対応を行いたい旅館・リゾートホテルで活用しやすい機能といえます。
売掛処理をシンプルにし、正確な残高管理を実現する機能です。法人契約や旅行会社経由の送客が多い施設では、請求・入金の管理が煩雑になりがちですが、宿泊システム側で売掛を管理できることで経理業務の負担軽減が期待できます。
POS連動やポイントシステム、PAYTV・PBX連携といったオプション機能を備えています。さらに「JTBデータコネクトHUB」を介した外部システムとの連携にも対応しており、2024年10月にはデバイスエージェンシーの無人チェックインシステム「AdvaNceD IoTスマートチェックイン」との連携が開始されました(※3)。このほか、ビジコムのPOSレジ「BCPOS」(※2)や、AirHostの「AirHost ONE」(※4)との連携も公表されています。
熊本県・阿蘇の内牧/赤水温泉エリアに位置する91室のホテルです。2012年の九州北部豪雨で浸水被害を受けた経験から、施設内にサーバーを置く運用では、災害時に予約データや顧客データそのものを失いかねないという課題を抱えていました。被災後にいかに早く営業を再開できるかという観点でも、システムのあり方の見直しが必要な状況でした。
クラウド型のINCHARGE 7を導入したことで、大切な顧客データを守りながら迅速な営業再開を実現しました。加えて、予約とフロント会計が一体で処理できるようになり、業務効率の向上にもつながっています。災害リスクの高い立地の施設にとって、システムをクラウドに置くこと自体が事業継続の備えになった事例です。
神奈川県・強羅温泉にある39室の旅館です。従来は手書き台帳での運用が中心で、システム化を進める必要がありました。一方で、いきなり全業務をシステムに置き換えると現場の負担や投資が大きくなるため、無理のない進め方ができるシステムが求められていました。
拡張性の高いINCHARGE 7を導入し、必要な機能を段階的に導入することで負担を抑えながら業務効率化を実現しました。最初から多機能なシステムを入れるのではなく、現場が使いこなせる範囲から広げていける点は、システム化に不慣れな旅館にとって導入のハードルを下げる要素といえるでしょう。
INCHARGE 7は、予約・客室管理・フロント会計・売掛管理までを1つの基幹システムで担いたい旅館やリゾートホテルに適したPMSです。顧客の利用履歴や嗜好データを自動で蓄積できるため、リピーター対応やプラン造成に力を入れたい施設とも相性がよいでしょう。
また、手書き台帳やオンプレミス型システムからの切り替えを検討している施設にも向いています。必要な機能を段階的に導入できる拡張性と、24時間365日の運用サポートがあるため、IT専任者を置きにくい施設でも運用しやすいはずです。グループ全体で予約・売上状況をリアルタイムに把握したい複数施設の運営会社にもおすすめです。
| 会社名 | 株式会社JTBビジネスイノベーターズ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区港南一丁目6番31号 品川東急ビル7階 |
| 電話番号 | 公式HPに記載なし 問い合わせURL:https://www.jtb-jbi.co.jp/inquiry/ |
| 公式HP | https://product.jtb-jbi.co.jp/incharge7/ |
PMSに求める機能や優先事項は、施設の規模や業態によって異なります。
こちらでは「コストを抑えたい」「省人化したい」「複数拠点をまとめて管理したい」といった、宿泊施設ごとの目的に合ったPMSをご紹介。
PMSの導入や入れ替えを検討する際の参考にしてください。


